anyway-depot 活動日記

心豊かに日々を過ごすために、とにかくやってみたことを綴ります。

きょうも暑い

前回東京の最高気温を調べたが、他の地域はどうなっているのかな、と各地の日々の最高気温を眺めてみた。北のほうは涼しいハズだが、世界が沸騰化している今としては怪しいかもしれない。そういえば、最近沖縄の気温より東京の気温が高い予報をちらほら見た気がするし。

2003年から2023年までの札幌と那覇の年間最高気温をグラフにした(ただし、2023年は7月末まで)。20年前の2003年では、札幌の年間最高気温は29.1℃(青字)、那覇は35.5℃(橙色字)と大きな開きがあったが、その後札幌は大きく変動しながら那覇にじわじわと近づいているではないか。特に、札幌の年間最高気温が2004年以降ずっと30℃以上だったのは驚いた。そのうえ、両者は2010年以降ずっと並んでいるようで、今年はなんと札幌34.4℃(青字)、那覇34.3℃(橙色字)とほぼ同じ…。北よりむしろ南に行くほうが涼しく感じそうだ。

この20年間、札幌の年間最高気温、つまり21個のデータの変動は那覇より大きかったようだ。

札幌と那覇の年間最高気温の推移  出典:気象庁

 

そこで、47都道府県の各地で1都市を選び、それぞれ20年間の年間最高気温21個のデータのバラツキ具合(標準偏差)を計算してみた。

その結果、北海道、東北と北の地域は、やはり年間最高気温のバラツキが大きく、次いで関東甲信越、名古屋と続いていた。下表の上段はその標準偏差の上位5つの都市である。一方、関西、山陰・山陽、四国、九州、沖縄の地域ではバラツキが比較的小さかったが、下表の標準偏差の下位5都市にあるように、静岡が一番バラツキが小さかったのは興味深い。

標準偏差の上位5都市 秋田、青森、新潟、札幌、東京
標準偏差の下位5都市 静岡、那覇、熊本、佐賀、松山

では、静岡はどんな感じかな、と年間最高気温の推移をみて驚いた。確かに静岡(緑線)バラツキが小さく安定した推移だが、ずっと35℃以上の高値安定である。標準偏差が2番目に小さかった那覇(橙色線)と比べてみてまた驚いた(下のグラフ参照)。那覇の年間最高気温がこの20年間ずっと静岡を下回っていたとは!…知らなかった。

こんな感じでは、将来那覇に避暑に行こう、ということになるかも。

静岡と那覇の年間最高気温の推移  出典:気象庁